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元太がシャープに特許使用容認、広視野角技術か

電子ペーパーディスプレー(EPD)大手の元太科技工業(イーインク)の劉思誠董事長はこのほど、同社と韓国子会社のハイディス(Hydis)、シャープの3社が期間10年間の特許使用権の相互容認で合意したことを明らかにした。シャープに広視野角(FFS)の技術を供与することが主な内容とみられる。

13日付経済日報によると3社は、今年4月1日を起算日として、各社が相手方の特許技術を使用して液晶パネルを生産する場合、権利金を支払うことで合意した。シャープの広報担当者は「報道された内容について確認中」とのみ述べた。

証券筋によると、シャープは米アップルのスマートテレビ「iTV」向けに液晶ディスプレーを生産する際、ハイディスのFFSの技術が必要。将来、iTVの出荷量が増えるほど、元太が受け取る権利金が増大することになる。

劉董事長によると、ハイディスはFFS関連の特許を約1,500件所有。省エネ、高細精など優れた特性を持つため、スマートフォン、タブレット端末など携帯端末で幅広く使われている。将来は、ノートPCやテレビへの応用も可能という。同社は3年前、LG電子に特許使用権を1回に限り認めたことがある。その後の3年間の研究開発で、使用範囲が格段に拡大したという。

権利金収入は元太の業績に貢献するため、権利金の計算方法や支払い時期が注目される。しかし、劉董事長は、業務上の守秘義務を理由に明言を避けた。証券筋は、権利金の額は主にiTVの出荷台数で決まるとみている。

同社は今後、製品や地域などを限定した上でFSS技術の特許使用権の供与を拡大する。供与の相手先も選別する考えで、劉董事長は「どの企業に対しても、使用権を認める訳ではない」と述べた。


関連国・地域: 台湾日本
関連業種: 電機IT・通信

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