ホンダの現地法人、ホンダ・プロスペクト・モーター(HPM)は23日、小型セダン「シティ」(排気量1500cc)のマイナーチェンジを発表した。年内に2,400台の販売を目指す。
マイナーチェンジでは、フロントグリルと前後のバンパー、ブレーキランプのデザインなどを変更し、スポーティーさと高級感を強調した。燃料消費が少ないアクセル操作を知らせるエコランプも搭載。タイから完成車(CBU)を輸入する。ジャカルタでの販売価格は、2億6,200万~2億8,600万ルピア(約225万~246万円、警察登録料込み)となる。
HPMの内田知樹社長は「新型シティは、これまでのモデルチェンジと同様に消費者の期待を超える改良を加えた」と述べ、完成度に自信を示した。シティのインドネシアでの累計販売台数は、1996年の投入以来5万8,932台で、同クラスの最量販車種という。
内田社長は、新型シティが同社全体の販売台数を押し上げることに期待を示した。今年の販売台数目標は7万台で、東日本大震災とタイ洪水の影響で落ち込んだ前年から54%の増加を目指す。
ジョンフィス販売担当取締役は、インドネシアの小型セダン市場が2011年の5,000台ほどから今年は7,000台超になるとの予想を提示。「昨年の同セグメントでのホンダのシェアは、タイ洪水の影響で28%にとどまったが今年は40%に引き上げたい」と意気込みを語った。
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