「フェス」などと称されるアジア各地の文化イベントが、東京で続々と開催されている。上野恩賜公園で開催されたフィリピンフェスを訪れたところ、入り口から長蛇の列。ルンピア(春巻き)など郷土料理の屋台も30分以上待ち。コロナ下で人ごみへの耐性が下がっていたためか、久々の芋洗い状態にめまいがしたが、心底楽しそうなフィリピン人を見ていたらマイナス感情は吹っ飛んだ。
会場中央のステージから80年代の洋楽が流れれば、老いも若きもそこかしこでダンス、ダンス。なぜかゲスト出演していた山川豊の演歌にも黄色い声。ミスコンテストでは、フィリピンの素晴らしさを声高らかに伝える候補者のタガログ語スピーチに大歓声が上がっていた。
在日フィリピン人のパワーを感じたフェス。帰り際、屋台でやっと買えたサンミゲルは、生ぬるくともいつもの数倍おいしかった。(由)
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