ライオンは5月31日、バングラデシュに連結子会社となる合弁会社を設立すると発表した。これまでは関係会社を通じて一部製品を輸出していたが、市場の持続的な成長を見込み本格参入する。同国への連結子会社の設置は初めて。2022年10月からの営業開始を予定する。
バングラデシュで腕時計や文具を販売するカロールとの間に、合弁会社ライオンカロールを設立する。設立は22年9月下旬の予定。出資比率はライオンが75%、カロールが25%。資本金は7,000万バングラデシュタカ(約1億円)。
カロールはグループ会社で日用品ブランドを有しており、国内全土に広がる流通・販売網を備える。同社グループの事業基盤をライオンの持つ製品開発や生産技術の能力と融合することで、事業の拡大を図る。合弁会社は当初、カロールのグループ会社が展開する既存事業の製品を取り扱う予定だ。
ライオンは30年に向けた経営ビジョンで、既存進出国・地域での事業拡大や新たな国・地域への参入を図り、アジアでの存在感を高める方針を示している。
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