英国の映画「アバウト・タイム」を見た。2013年の作品で、タイムトリップができる主人公が、過去に戻って自分と家族の人生をより良いものにしようと試みるSF恋愛コメディーだ。これまでに5回以上見ているが、毎回感動を覚える最も好きな映画のひとつである。
本当に過去に戻って人生をやり直せるとしたらどうだろう。重大な人生の選択を迫られた時に頭を悩ますことはなくなるはずだ。どうせやり直せるのだから。しかし、現実は過去に戻ることも、時間を巻き戻すこともできない。
主人公は、過去と現在を何度も行き来した後、以下の結論に行き着く。「僕たちはみな時間を旅している。僕たちにできることは、この素晴らしい旅を楽しむために最善を尽くすだけだ」。一日一日を「人生最後の日」であるかのように真剣に生きることの大切さを思い出させてくれる私の推しの一本である。(C)
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