デジタルマーケティングの支援事業を手掛けるアンダーワークス(東京都港区)は25日、シンガポールの同業クリッカーミディア(Clickr Media)を買収し、子会社化すると発表した。シンガポールをはじめとするアジア太平洋地域の事業展開を加速するのが狙いだ。
クリッカーミディアは2009年の設立。多国籍企業を中心とした顧客に、広告やデジタルマーケティング、ウェブサイト構築などのデジタルコンサルティングサービスを提供している。売上高や人員数などは明らかにしていない。
アンダーワークスによる取得額や出資比率は非公表。今回の買収で同社は、シンガポールに進出を果たす。海外拠点はフランス・パリに続いて2カ所目となる。
今後はシンガポールの日系企業向けにサービスを提供するほか、クリッカーミディアの既存顧客へのサービスも拡充する。現地で事業展開する企業に最先端のツールも販売していく。
マレーシアやタイなど近隣諸国でのプロジェクトも増やし、シンガポールの拠点をアジア市場のハブとして成長させたい考えだ。
アンダーワークスの広報担当者はNNAの取材に対し、「今後3年間でクリッカーミディアの売上高を倍増させることを目標に掲げている」と明らかにした。
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