インフラや産業用装置、設備を設計・製造する荏原製作所は20日、インド子会社のエバラ・マシナリー・インディアが地場ポンプメーカーを通じてポンプ部品の外注生産ラインを立ち上げたと発表した。外注による現地生産を実現することで、価格競争の厳しいインド市場においてポンプ事業の拡大を図る。
一部のポンプ部品を現地で外注生産し、欧州などから輸入した部品と合わせてインドでポンプをノックダウン生産する予定。ポンプの年産能力は2,000台となる。
エバラ・マシナリーは2017年の設立で、輸入したポンプの販売・アフターサービスを担ってきた。販売網の構築と並行して自社投資での現地生産を実施するのは費用対効果の面で課題があることから、外注での現地生産の実現に向けて動いてきた。
今後は現地生産する製品の拡充と部品の現地化を進め、インドでの汎用(はんよう)品のポンプの売り上げの拡大を目指していく。
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