工場向け機器メーカー、CKD(愛知県小牧市)は11日、インド西部ラジャスタン州のニムラナ工業団地に工場を建設すると発表した。2022年10月に着工し、23/24年度(23年4月~24年3月)中の稼働を目指す。建設費用は約8億円。これまでインドに販売拠点はあったものの、生産拠点を設けるのは初めて。
工場では、工作機械や自動車、食品、医療機器など、各メーカーの生産ラインに必要な空気圧機器や流体制御機器の量産を手がける。工場の敷地面積は約1万4,600平方メートル、延べ床面積は約8,500平方メートル。
CKDは15年12月、インドの販売拠点として完全子会社CKDインディア(北部ハリヤナ州グルガオン)を設立。現在は日本と中国、タイの自社生産拠点から機器を輸入し、インドの各メーカーに販売している。ニムラナの工場は今後、CKDインディアが運営し、同工場で生産した機器も現地で販売する。
CKDの広報担当者はNNAの取材に対し、「人口増と経済成長を続けるインド市場で、将来に向けた事業基盤を築くため、今回の建設を決めた」と話した。
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