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21年のPE投資額、東南アは250億米ドル

米コンサルタント会社ベイン・アンド・カンパニーが発表した東南アジア地域のプライベートエクイティ(PE)投資に関する報告書で、2021年の同地域での投資額が250億米ドル(約3兆2,300億円)だったことが明らかになった。前年の100億米ドルから2.5倍に膨らみ過去最高を更新。特にシンガポールとインドネシアで投資が活発だった。ただ今後は企業による資金調達活動はやや沈静化する見通しだ。

21年のアジア太平洋地域全体のプライベートエクイティ投資額は2,960億米ドルだった。ベイン・アンド・カンパニーは同地域を、中華圏、インド、オセアニア、韓国、日本、東南アジアの6カ国・地域に分けて集計した。

東南アジアのPE投資額は、アジア太平洋全体の約8%。金額ベースではオセアニアと並んで最も少ないが、前年からの伸び率では日本に続いて2番目に高い水準だった。16~20年の5年間の平均と比較しても、2.3倍と大きく拡大した。

東南アジアを国別にみると、金額ベースで最大のシンガポールが過去5年の平均と比較して2.1倍、インドネシアが4.1倍にそれぞれ増加し、東南アジア全体の伸びをけん引した。ベトナムは91%増加したが、マレーシアは7%減少した。

東南アジアのPE投資件数は前年比81%増の201件。うちシンガポールが約半数を占めた。過去5年の平均からの伸び率は、シンガポールが2.4倍、インドネシアが3.5倍、ベトナムが55%増、マレーシアが38%減となった。

一方で、東南アジア企業の資金調達活動は相対的に低迷した。ベイン・アンド・カンパニーは、シンガポールのシー(Sea)、グラブ、インドネシアのブカラパック、GoToなどの代表的な新興企業の評価額が総じて低下傾向にあり、投資家による「グレート・リレーティング(大幅な再評価)」が行われていると指摘する。

今後については「短期的には投資家の企業に対する評価の目が厳しくなり、新たな投資にも慎重姿勢になる」と述べた。


関連国・地域: ベトナムマレーシアシンガポールインドネシア
関連業種: 金融マクロ・統計・その他経済

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