カンボジアで23日に確認された新型コロナウイルス感染者は26人で、全員から新たな変異株「オミクロン株」が検出された。うち市中感染は21人。オミクロン株の累計感染者は585人となり、市中感染は189人だった。クメール・タイムズ(電子版)が伝えた。
新型コロナ感染者の累計は同日時点で12万1,026人となり、市中感染が全体の8割強を占める10万773人。うち死者は3,015人だった。カンボジアでは、昨年10月から感染者の報告数が激減しているが、これは迅速抗原検査の結果と軽症者は感染者数に含めていないため。ただオミクロン株の感染確認から、報告者は徐々に増加傾向をたどっている。
一方でフン・セン首相は21日夜、オミクロン株感染者に対する隔離義務の緩和措置を即時適用すると決定した。自宅療養の拡大を主眼とするもので、外国からの入国者は入院せず、ホテルや自分が選択した場所で治療を受けることが可能となる。入院中の患者も、本人の希望で退院し自宅に戻ることが認められた。
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