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タイはミャンマー和平に積極関与を=専門家

タイはミャンマーの和平に向けて多様な当事者と対話するとともに、国際社会と協調して人道支援に力を入れるべきだ――。タイの専門家が、ミャンマーの混乱収束のために自国政府にこうした注文を付けている。ミャンマーと国境を接するタイは東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国の中でも重要な役割を果たすことができると主張している。

ミャンマー問題でのタイの役割に期待しているのは、タイ法務研究所(TIJ)の特別アドバイザー、ボンテップ氏。シンガポールのシンクタンク、ISEASユソフ・イシャク研究所が発行する「フルクラム」で、ASEANの「内政不干渉」原則に縛られずに人権外交を進めるよう、タイに提唱している。

タイには軍によるクーデターが繰り返されてきた歴史があるため、同じくクーデターで政権を奪取したミャンマー国軍に厳しい対応を取ることは簡単でない。また、タイとミャンマーの軍上層部は以前から親密な関係を持つことで知られるが、ボンテップ氏は2つの分野でタイが積極的に取り組むよう提案している。

第1の分野が和平の推進。ボンテップ氏は、国軍だけでなく、民主派が設立した挙国一致政府(NUG)などとも対話を進めるようタイ政府に促している。

第2がミャンマー問題に関する国際協調で、タイに流入する難民などへの人道支援で国連や中国、ロシア、日本、オーストラリア、欧州連合(EU)と協力するよう求めている。タイと国際社会と連携の強化により、ASEANが臨時首脳会議で合意したミャンマー問題についての5項目の確実な履行が見込めるようになるという。

ASEANは昨年4月の首脳会議で、全ての関係者による暴力の即時停止や解決に向けた対話の開始などの5項目に合意している。


関連国・地域: タイミャンマー
関連業種: 政治

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