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OMUSUBIを世界へ、華御結が新戦略

香港で日本産のコメを使ったおむすび・総菜チェーン「華御結(はなむすび)」を100店余り展開する百農社国際は11日、新たな店舗ブランド「OMUSUBI(おむすび)」を通じて世界展開を始めると発表した。香港島・中環(セントラル)の商業施設「国際金融中心商場(IFCモール)」内に同日、OMUSUBI1号店を開店。年内に中国本土やアジアの他国への出店を開始し、2025年までにアジアを中心に2,000店舗へ拡大することを目指す。

11日にオンライン会見を開き、西田宗生董事長が新ブランドを発表した。西田氏は、1号店の開業から10年の節目である昨年に「(華御結の店舗数が)100店舗を達成した」と報告。

おむすび型の赤いアイコンとロゴが目を引く、新ブランド「OMUSUBI」の1号店=11日、中環(NNA撮影)

おむすび型の赤いアイコンとロゴが目を引く、新ブランド「OMUSUBI」の1号店=11日、中環(NNA撮影)

「10年でおむすびは香港の人々の暮らしの一部となった」と述べ、香港に根付いた文化を「世界に通用する食文化へと育てる」と意気込んだ。

■30年には1万店

オンライン会見で野心的な経営計画を打ち出した西田氏=11日

オンライン会見で野心的な経営計画を打ち出した西田氏=11日

新ブランドの名前は「OMUSUBI」だ。「すし」に比べてまだまだ知る人が少ないその食文化をダイレクトに世界に広めるため、そのものをブランド名とした。

IFCモールでの1号店開業を皮切りに、年内に「粤港澳大湾区(グレーターベイエリア)」(広東省9市、香港、マカオ)の他地域やアジアの他国に進出する。25年時点での店舗数目標は2,000店。アジア以外の国々にも進出し、「30年には全世界で1万店を展開」の長期目標を掲げる。

1万店を達成した場合、百農社のコメ(玄米ベース)の消費量は、日本の主食用コメ生産量の2%に相当する年間14万トンに達する見通しだ。

香港では、大型のセントラルキッチン「OMUSUBIギガファクトリー」を設ける計画も進める。23年に建設を開始する考えだ。

新ブランドでは、安心・安全な食材へのこだわりや、環境保全への取り組みも強化する。コメは、生産者指定で農薬の使用量を減らした日本米を厳選。1号店ではまず、宮城県美里町で生産された「ひとめぼれ」を使用する。

環境保全への取り組みでは、商品パッケージと店舗で使用する素材からプラスチックを減らす。パッケージには紙を採用し、店舗設計には真ちゅうや木材を取り入れた。

■佐藤可士和氏がプロデュース

「OMUSUBI」は、著名なクリエーティブディレクターである佐藤可士和氏がコンセプトからネーミング、ロゴデザイン、店舗設計までを総合プロデュースした。

佐藤氏はオンライン会見にも登場。ロゴデザインは、赤い三角形のアイコンとおむすび型に配置したローマ字のロゴを並べることで「世界の人に一瞬で商品をイメージしてもらえるようにした」と説明した。店舗にはオーガニックコットンののれん、天然の白木、真ちゅうの3素材を主に使用し、シンプルで温かいイメージに仕上げたという。

百農社は10年10月の設立。華御結の1号店は11年6月に開業した。


関連国・地域: 香港日本
関連業種: 食品・飲料農林・水産小売り・卸売りサービス

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