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テイクオフ:地面に山積みになった二…

地面に山積みになった二枚貝を無心で下処理していたのは、小学校低学年くらいの男の子たちだった。新型コロナウイルスの流行前、マニラ首都圏のパラニャーケ川沿いの魚市場には、バコール湾で養殖されたカキや二枚貝を大量に乗せた木製の船が何隻も到着していた。その手つきは正確で、手のひらより大きなハサミを駆使して貝の表面に付いた細かなごみを数秒で落としていく。

マニラ市トンドのスラム街では、女性たちが巨大な洗いおけに入ったニンニクの皮をむいていた。臭いもさることながら、常にかがんだ姿勢で腰がつらそうだった。気の遠くなる数を処理しても、1日に数百円分にしかならないと話していた。

二枚貝もニンニクも、日本とは桁違いに安い。スーパーマーケットに並ぶ「完成品」を手に取るたび、消費者からは見えない人々の姿が浮かぶ。(堀)


関連国・地域: フィリピン
関連業種: 社会・事件

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