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豪準備銀提供の流動性融資枠、来年に廃止へ

オーストラリア金融監督庁(APRA)はこのほど、国内銀行の保護を目的にオーストラリア連邦準備銀行(RBA)が2015年に設定した「流動性ファシリティー(CLF)」を来年末までに段階的に廃止すると発表した。CLFの廃止により金融債への需要が減少し、銀行の資金調達コストが上昇する可能性が指摘されている。14日付オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューが報じた。

CLFは、15年1月に導入された銀行自己資本規制「バーゼル3」が求める流動性資産額の基準を満たすのが困難な銀行を助けるためにRBAが設定したもの。RBAはCLFを通じて、通常の市場取引とは別にあらかじめ決められた額の流動性資金を、APRAから承認を受けた銀行に対して必要に応じて供給してきた。

しかし、新型コロナウイルスの感染流行を背景に政府が公債の発行を増やしたことで、銀行は現在、政府債などを多量に保有し、同規制を満たす上で十分な流動性資産を確保している状況だ。

債券市場ではAPRAの発表後、4~5年償還の金融債を中心に需要が減少。金融シティの信用取引部長は、規制順守のために互いの金融債を保有していた銀行が向こう12~15カ月間に保有する金融債の放出を加速するだろうと述べ、銀行の資金調達コストが上昇する可能性を指摘している。


関連国・地域: オーストラリア
関連業種: 金融マクロ・統計・その他経済

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