タイ政府の新型コロナウイルス感染症対策センター(CCSA)は5日、新型コロナの感染者数が1万5,452人だったと発表した。回復者数は1万8,257人、死者は224人となった。
感染者のうち、468人が刑務所での報告、28人が入国者だった。市中感染は1万4,956人。
地域別の感染者数では、首都バンコクが3,906人で最多。1,000人を超えたのはバンコクのみで、バンコク東郊サムットプラカン県が988人、東部チョンブリ県が938人、バンコク西郊サムットサコン県が843人、西部ラチャブリ県が741人でこれに続いた。
地域別の死者では、35人がバンコクだったほか、バンコク北郊パトゥムタニ県が22人、サムットサコン県が15人、同東郊サムットプラカン県が12人だった。バンコク周辺県以外では、東部のチャチュンサオ県が30人、同チョンブリ県が20人となっている。
累計の感染者数は128万534人、回復者は111万5,574人。死者は1万2,855人となった。
同日には18万6,888人が1回目の新型コロナワクチンを接種。18万529人が2回目を、2,095人が3回目の追加接種(ブースター)を完了した。累計では3,558万7,676回となっている。
■10月から首都など5都県の入国制限を緩和へ
首相府広報局のニュースサイトNNTによると、政府は南部プーケット県やスラタニ県サムイ島での外国人旅行者受け入れ状況が良好なことから、10月1日よりバンコクを含む5都県でも隔離なしでの受け入れに前向きな姿勢を示している。10月から隔離なしで受け入れを開始する予定なのは、バンコクのほかチョンブリ県、南部ペチャブリ県(チャアム)、プラチュアップキリカン県、北部チェンマイ県の5都県で、週内にも正式に方針を発表する見通し。国内の感染状況によっては、10月半ばには追加で21県について、入国制限を緩和する計画という。
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