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繊維業界で50万人が失業危機

コロナで長引く操業制限が打撃

新型コロナウイルスの収束が見通せない中、マレーシアの繊維・アパレル業界が苦境に陥っている。長引く操業制限で生産が不安定になった結果、昨年の繊維製品の輸出額は大幅に減少。現地生産から撤退する外資系企業も出ており、そのあおりを受けて廃業や事業縮小に追い込まれる中小企業も少なくない。業界団体は、このまま操業できない状況が続けば、関連業界も含めて50万人が失業する恐れがあるとみている。