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伊藤忠、QLD州でアンモニア生産に参画

伊藤忠商事が、オーストラリア・クイーンズランド(QLD)州ブリスベンを拠点とするクリーンエネルギー会社、オーストラリアン・フューチャー・エナジー(AFE)が開発する同州グラッドストーンのアンモニア・水素プロジェクトの事業化調査で覚書を結んだことが分かった。約10億豪ドル(約830億円)規模のプロジェクトで、2024年からの水素運搬のためのクリーンアンモニアを生産を目指す。【NNA豪州編集部】

伊藤忠はNNA豪州に対し、「将来的にブルー水素とアンモニアに関する案件でサポートができるかを検討していく」と述べた。今回の覚書はAFEからアプローチがあったという。

AFEが進めるグラッドストーン・エナジー・アンド・アンモニア・プロジェクト(GEAP)は、当局の承認待ちで、来年の着工を見込んでいる。石炭から生成し発生した二酸化炭素(CO2)を回収するブルー水素と、再生可能エネルギーを利用するグリーン水素を活用し、アンモニアと合成天然ガスに変換させる。将来的にはガス化を利用した電力供給も行う計画だ。

プロジェクトから排出される年間100万トンのCO2については、クリーン・テクノロジー企業ミネラル・カーボネーション・インターナショナル(MCi)などへの販売で暫定的な合意に至っており、AFEは回収したCO2を、炭酸水などで利用する食品や製造業界に販売する考えだ。MCiは回収したCO2を固定化させる技術を有しており、低炭素の建材などとしてリサイクルすることができる。

伊藤忠は先に、MCiとCO2固定化技術の商業化に向けた協業で覚書を結んでいる。

AFEのパーカー最高経営責任者(CEO)は、「ブルー水素は成長する水素産業で中・長期的に重要な役割を担うだろう。伊藤忠のようなパートナーの参画はオーストラリアの水素産業にとって大きな意義がある」と期待感を示した。

GEAPは、まず年9万1,000トンのクリーン水素に相当するアンモニアとガスを生産し、将来的にアンモニアは年23万トン、東部州の電力網向けのガスは年14ペタジュールに拡大していくという。同計画により建設中は約1,000人、操業開始後の30年で200人分の雇用を創出する見込み。


関連国・地域: オーストラリア日本
関連業種: 化学天然資源電力・ガス・水道

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