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SAがポートボニトン民営化、水素開発視野

南オーストラリア(SA)州政府が、アデレード北西のポートボニトンの政府の公用地について、競争入札を開始したことが分かった。同州政府が水素ハブ開発地として視野に入れている土地で、国内外の企業の関心を引くとみられる。近郊では三菱重工業が参画する、地場水素開発企業ハイドロジェン・ユーティリティー(H2U)によるアンモニア生産計画が進行中で、H2Uが応札する可能性もありそうだ。18日付オーストラリアンが伝えた。

SA州のルーカス財務相は、開発案は分野を問わず広く募るが、深水港へのアクセスもある敷地面積2,000ヘクタール以上の同地は、水素輸出用ハブとしての利用が見込まれていると述べた。5年以内の着工が条件で、関心表明は今後6週間受け付ける。

SA州政府の水素産業振興に向けた「水素アクションプラン」では、ポートボニトンは水素輸出ハブの候補地。同州は、再生可能エネルギーを使い水から分離させる「グリーン水素」と、天然ガスから抽出し二酸化炭素(CO2)を炭素回収・貯留(CCS)技術で貯留する「ブルー水素」の輸出に向け、意欲的に計画を推進している。

同財務相は、SA州の再生可能エネルギー生産は、2030年までに州の電力需要を上回る見込みで、水素輸出などに活用可能と主張している。

英エネルギー大手GFGアライアンス傘下のワイヤラ製鋼所や、石油大手サントスの輸出基地が同地に隣接している。またH2Uは、グリーンアンモニアの生産工場をワイヤラ近郊に建設中で、三菱重工は技術協力を行っている。

■WA、水素用再生エネ200ギガワットへ

西オーストラリア(WA)州政府は、グリーン水素生産用の再生可能エネルギー容量を10年以内に100ギガワット、2040年までに200ギガワットに拡大する目標を掲げている。

同州のマクティアナン水素相は、「現在のオーストラリアの使用電力は年間70ギガワット時。我々の目標はスケールが大きいが、水素輸出国となるには相当の心構えが必要だ」と述べた。


関連国・地域: オーストラリア日本
関連業種: 化学建設・不動産天然資源電力・ガス・水道マクロ・統計・その他経済

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