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将軍の映画製作、市民感情の懐柔へ継続表明

クーデター前の20年8月、最大都市ヤンゴンのパゴダ内で行われた映画の撮影(当時の製作委員会提供)

クーデター前の20年8月、最大都市ヤンゴンのパゴダ内で行われた映画の撮影(当時の製作委員会提供)

ミャンマー国営テレビは16日夜、クーデター前に進められていた、アウン・サン・スー・チー氏の父で独立の英雄であるアウン・サン将軍の生涯を描く映画の製作を、軍事政権が継続すると報じた。同映画は、拘束中のスー・チー氏ら民主派が主導してきた。軍統治に反発する市民感情を懐柔する狙いがあるとみられる。

同映画では2019年9月、当時の国民民主連盟(NLD)政権の宗教・文化相をトップとする製作委員会が発足。スー・チー氏も撮影のキックオフイベントに出席し、20年11月の総選挙を意識したNLD側の国策映画との批判もあったが、実際には、新型コロナウイルスの感染拡大で同年9月から撮影が中断。目標としていた年内には完成できなかった。

国軍側は16日午後、最大都市ヤンゴンでクーデター後の宗教・文化相に任命されたコー・コー氏をトップとする会合を開き、映画の完成に向けた方策を協議するとともに、あらためて映画の製作委員会を発足した。席上、コー・コー氏は「動画の編集、音響などの仕上げに必要な資金が十分ではない」と指摘。この先、費用をまかなえるようにすると述べたもようだ。会合には民間の映画製作会社も参加した。

一方、もともとの映画製作で撮影を指揮していた映画監督のルミン氏は、クーデターに抗議した政治犯として収監されたままだ。当初の主旨とは異なる内容に仕上がる懸念もある。映画では、当時のミャンマーで大きな影響を及ぼした日本人の登場人物もおり、配役された日本人もルミン氏の指導のもと撮影に参加した。


関連国・地域: ミャンマー
関連業種: メディア・娯楽政治社会・事件

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