• 印刷する

豪貿易相、欧州歴訪後に英でFTA協議へ

オーストラリアのテハン貿易・観光・投資相は、欧州諸国を歴訪後の22~23日に、英国のトラス国際貿易相と豪英自由貿易協定(FTA)について話し合う。英国はオーストラリアを友好国だと認めながらも、自国に有利な条件を得るために、テハン氏が訪英する前から同氏の経験不足などを挙げてけん制している。オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューなどが伝えた。

トラス氏側は、テハン氏が経験不足だとし、交渉を有利に進められると考えているようだ。ただ、テハン氏は議員になる前に外務貿易投資省で外交官を務め、豪米FTA交渉に携わったほか、2002~05年には貿易相のアドバイザーだった。

テハン氏は21日にフランス・パリで、同国のリエステール外相付貿易・魅力担当相と共同議長として、第2回豪仏2国間貿易投資対話を開催した。両国の出席者は欧州連合(EU)豪FTAの意義を再確認し、2国間の経済関係の強化などについて話し合った。第1回の2国間対話は19年にオーストラリアのアデレードで開催された。

19/20年度の2国間貿易規模は、106億豪ドル(約8,867億円)だった。19年の直接投資額は、フランスからオーストラリアは126億豪ドルだったが、オーストラリアからフランスは38億豪ドルにとどまった。

■伊・独・ベルギーを訪問

テハン氏は欧州訪問中に、イタリア・ジェノバで世界貿易機関(WTO)のオコンジョイウェアラ事務局長と会談した。テハン氏は、WTOが機能するための改革について、年内は難しいとの見方を示している。

続いて訪問したドイツでは、総合電機大手シーメンスの役員と会談。また、同国のアルトマイヤー・エネルギー相と会談し、水素事業などについて意見を交わした。ドイツの財界は、オーストラリアで再生可能エネルギー発電を利用した「グリーン水素」事業の投資に関心を持っている。

テハン氏はその後、ベルギーに移動して同国のウィルメス外相と会談。気候変動対策などで両国の共通認識を確認した。また、欧州委員会(EC)のドムブロウスキス上級副委員長兼貿易担当欧州委員と会い、自由貿易の重要性を確認。EU豪FTAの妥結に向けた交渉を進めることで一致した。ECのヴォイチェホフスキ農業・農村開発担当委員との会談では、持続可能な農業や、安全な食品生産について意見を交わし、FTAの妥結に向けた期待を話し合った。


関連国・地域: オーストラリア欧州
関連業種: 農林・水産天然資源マクロ・統計・その他経済政治

その他記事

すべての文頭を開く

<予算案>豪財界、「正しい道」と予算案支持(17:47)

<予算案>インフラ拠出を152億豪ドル拡大(17:47)

NZ政府、カード手数料引き下げで新法案(17:47)

テイクオフ:「鎖国」で新型コロナウ…(05/12)

雇用重視型で経済復興を加速 大型所得減税も=新年度予算案(05/12)

<予算案>海外企業招致で税制・規制を緩和(05/12)

<予算案>学生ビザの労働時間延長で業界支援(05/12)

豪世帯、40%以上が住宅ローンで家計圧迫(05/12)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

出版物

SNSアカウント

各種ログイン