「韓国広報担当者」を自称する誠信女子大学のソ・ギョンドク教授が忙しい。
参鶏湯(サムゲタン)を「中国広東省で生まれたチキンスープ料理」として紹介し、朝鮮半島に伝えられた後は、大韓帝国の王室で最も愛された料理の1つになったとした中国ネット大手の百度(バイドゥ)に対し、ソ教授は苦情メールを送り、訂正を求めた。
韓国農村振興庁によると、朝鮮半島では少なくとも朝鮮王朝時代から鶏肉を使ったスープを作っていたという。参鶏湯は、日本による植民地時代に富裕層の間で人気があり、1960年代以降は庶民の多くも食べるようになったのだそうだ。
百度は昨年も、「キムチは中国が起源」と主張。ソ教授はここでも、百度に訂正を依頼した。ソ教授はもちろん、日本の歴史認識に対しても手厳しい。韓国広報担当者の活動に終わりはなさそうだ。(碩)
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