インドの通信大手バルティ・エアテルが、国内の長距離通信網の更新作業の一部について、中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)に30億ルピー(約44億円)相当の発注を出したことが、業界筋の話で分かった。ファーウェイが発注先に選ばれたのは、既存通信網の運用を手掛けていることが一因とみられる。エコノミック・タイムズ(電子版)が6日に伝えた。
残りの部分の更新について、エアテルは他社への切り替えの余地を残しているようだ。
インドと中国の国境地帯での緊張の激化や米国による制裁の影響で、ファーウェイにはインドで厳しい視線が向けられている。エアテルも移動通信事業の一部で契約先を欧州企業に切り替えており、ファーウェイにとっては、久々の大型受注となるようだ。
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