シンガポール人材開発省は、新型コロナウイルスの感染防止ルールに違反し、南部沖ラザラス島を観光していた12人のうち、英国人4人の就労ビザを剝奪した。シンガポールでの就労を恒久的に禁止する処分も下した。
12人のグループは2020年8月、当時は6人以上が不要不急の目的で自宅外で集まることが禁止されていたにもかかわらず、ラザラス島を訪れていた。
シンガポールの裁判所は2月24日、英国人4人に対し、それぞれ3,000Sドル(約24万円)の罰金刑を科した。人材開発省は、専門職向け就労ビザ(エンプロイメント・パス=EP)の剝奪と就労禁止を言い渡した。
NNAが人材開発省に確認したところ、当時は12人のうち9人がEP保有者、1人が家族ビザ(DP)の保有者だった。残る2人はシンガポール人と永住権(PR)保持者だ。
EP保有者の残る5人とDP保有者1人については、昨年のうちに恒久的な就労禁止処分を下していた。いずれも当時の雇用主から解雇され、就労ビザ、家族ビザを失ったという。
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