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川重、コロナ禍で豪産水素輸送を7月以降に延期か

川崎重工業は、当初1~3月を目指していたオーストラリアからの液化水素輸送の実証実験を、7月以降に延期するもようだ。完工した液化水素運搬船について、搭載機器を納入した海外メーカーのエンジニアが、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)などによる規制で日本に入国できず、結果として船の認可手続きが遅れていることが理由だ。【NNA豪州編集部】

ビクトリア(VIC)州で褐炭から水素を取り出して日本に送る「ハイドロジェン・エナジー・サプライ・チェーン(HESC)」プロジェクトは、総事業費が5億豪ドル(約416億円)。川重などが参画する、技術研究組合CO2フリー水素サプライチェーン推進機構(HySTRA、ハイストラ)が進めている。

川重の広報担当者はNNA豪州に対し、液化水素運搬船「すいそ ふろんてぃあ」に搭載した海外メーカーの製品は、担当するエンジニアが来日できないことから、取り付け確認ができないままになっているとした。これにより、日本海事協会からの船級取得が完了しておらず、3月末までに実証を行う予定だったスケジュールを見直ししていると述べた。

今後の見通しについては、春ごろにはハイストラに引き渡し、(日本の)夏ごろには輸送実証実験ができるのではないかという。

HESCでは、参画する電源開発(Jパワー)が2月に、VIC州で水素製造プラントでの生産を開始したと発表。また、川重はVIC州で水素を液化する基地や、日本の液化水素輸入実証実験ターミナル「Hytouch(ハイタッチ)神戸」を完工し、運転試験や性能試験などを実施している。

オーストラリア産の水素の運搬実証実験で使用される液化水素運搬船「すいそ ふろんてぃあ」(川崎重工提供)

オーストラリア産の水素の運搬実証実験で使用される液化水素運搬船「すいそ ふろんてぃあ」(川崎重工提供)


関連国・地域: オーストラリア日本
関連業種: 化学その他製造建設・不動産運輸天然資源マクロ・統計・その他経済

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