いのうえ・まさふみ 1948年生まれ。高知市出身。日本の大学を卒業後、カナダのカルガリー大大学院で抗ウイルス蛋白(たんぱく)を研究。カルガリー大学州立病院分子病理学研究チームのリーダーとして病原体の検出技術を開発。96年にシンガポール科学技術研究庁(A*STAR)の分子細胞生物学研究所(IMCB、当時はシンガポール国立大学=NUS=内の組織)に加わり、2009年からA*STAR実験治療センター(ETC)に所属。現在は先端薬剤開発研究所(EDDC)の遺伝子診断グループ代表。コロナ禍で日本にいる夫人とは毎日のように連絡を取り合っている。在宅勤務中の余暇で興味を持ったのは料理。