韓国で自動車ローンの返済に苦しむ人を「カープア」と呼ぶ。20~30代の男性が中心で、中古の高級外車を頭金なしの全額ローンで購入するケースが多い。
「カープア」の象徴的な車種といえば、独BMWの高級セダン「5シリーズ」。中古輸入車市場で最も多く売りに出されており、3年落ちの価格は400万円台。この高級車を維持するには、5年ローンでも保険費用などを含め毎月10万円以上かかる。安定収入のないフリーターなどは、消費者ローンなどから借金して返済に回すこともある。そこに事故でも起こせば、修理費が高額な上、下取り価格も落ちて借金地獄という結末を迎える。
「カープア」という言葉の浸透で、男性の見えを見透かす女性も増えている。「見えの文化」といわれる韓国でも、身の丈にあった車で堅実さをアピールする方が女性にモテるのかもしれない。(公)
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