1月6日の夜から降り始めた雪は翌日まで降り続き、ソウルでは約20センチの積雪があった。突然の雪に道路はまひし、強い冬風の中、歩いて帰宅する人の姿が多くみられた。
そんな大人の心を温めたのが「雪の芸術」だ。コロナ禍のご時世とあって、マスクやフェースシールドを付けた雪だるまはSNSなどで注目を集めた。また、公園やマンションではアヒル型の雪玉が所々で登場。雪玉製造機と呼ばれるおもちゃが「かわいい」と子どもの間で流行となり、ネットでは瞬く間に品切れ状態となった。
小さい頃は雪が降るとうれしくて、夜中でもしばらく空を眺めていた。しかしいつの間にかその心は薄れて、雪空よりも交通状況の心配をしてしまう。雪だるまはそんな退屈な大人の考えを一掃し、幼少期を思い起こさせる。誰かが作った雪の芸術は、また誰かを笑顔にする。(智)
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