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田辺三菱、ICC訴訟でコーロンに勝訴

田辺三菱製薬(大阪市)が、韓国コーロン生命科学に対して細胞医薬品「インボッサ」に関するライセンス契約の一時金返還などを求めていた訴訟を巡り、国際商業会議所(ICC)はコーロン生命科学に430億ウォン(約40億6,400万円)の支払いを命じたことが分かった。インボッサの成分が販売承認時と異なることが確認されたことを、支払い命令の根拠とした。

支払い命令の内訳は◇契約一時金25億円とこれに対する利息6%(2016年12月~支給日)◇損害賠償金1億3,376万円とこれに対する利息5%(18年4月~支給日)◇訴訟費用790万2,775米ドル(約8億1,900万円)――。

インボッサは膝の軟骨がすり減ることで起きる「変形性膝関節症」の医薬品。国内初の遺伝子治療薬として注目を集め、17年7月に韓国食品医薬品安全処(食薬処)から販売承認を取得。田辺三菱製薬は16年に日本で開発・販売する目的でコーロン生命科学とライセンス契約を交わしていた。

だが18年3月に、米国での臨床試験で「軟骨」由来の細胞としていた主成分が「腎臓」由来の細胞だったことが発覚。コーロン生命科学はこの時点になって、食薬処に「成分が許可当初と異なっている」との報告書を提出した。

19年5月には「承認申請の段階で成分が変化することを把握しながら、虚偽の資料を提出した」として、食薬処から販売許可が取り消された。

田辺三菱製薬は開発段階で成分の変化に気づき、17年12月にコーロン生命科学に対し、ライセンス契約の取り消しと契約締結一時金の返還を要請。ただ、協議が合意に至らず、18年4月にICCに提訴していた。


関連国・地域: 韓国日本
関連業種: 医療・医薬品

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