フィリピン観光省は12日、2020年の外国人訪問者数が前年比84.0%減の132万3,956人だったと発表した。観光収入は83.1%減の814億ペソ(約1,750億円)だった。新型コロナウイルスの感染拡大により、フィリピンを含む世界各国で渡航制限が実施されたことが大きく影響した。
同省は労働雇用省とともに、新型コロナ対策法第2弾の下でコロナの影響を受けた観光業従事者に資金援助を実施。7日時点で7万7,724人に計3億8,862万ペソ分を配った。
観光省は、ボラカイ島(アクラン州)やボホール島、パラワン島のエルニドなどの国内観光客受け入れ再開に注力した。ただ新型コロナの変異種が確認され、入国規制などの厳しい状況が続くため、21年も国内観光がフィリピンの観光業を後押しするとみている。
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