日本政府観光局(JNTO)は16日、11月に日本を訪れた中国人旅行客数が1万8,100人だったとの推計を発表した。前年同月比では97.6%減少したが、8カ月ぶりに1万人を超えた。1~11月の累計は前年同期比88.2%減の105万800人だった。
新型コロナウイルス感染症の流行拡大により、観光客の渡航が実質的に不可能な状況が続いている。一方で、11月30日から短期出張者向けの「ビジネストラック(ファストトラック)」と駐在員など長期滞在者向けの「レジデンストラック」が運用されている。また日本政府は、中国に対する感染症危機情報のレベル2への引き下げに伴い、11月1日から中国人渡航者の上陸拒否および上陸時のPCR検査受診対象指定を解除している。ただ、中国から日本への直行便は12月以降も大幅な運休・減便が続く。
11月の訪日外国人旅行客数は、全体で97.7%減の5万6,700人。14カ月連続で前年同月を下回ったが、前月(2万7,400人)比では約2倍となった。1~11月の累計は86.2%減の405万7,200人だった。
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