フィリピンの商業銀行最大手BDOユニバンクは26日、野村ホールディングスとの合弁事業を解消したと発表した。野村は49%出資していた合弁会社の株式全てをBDOに売却した。売却額は公表していない。
BDOユニバンクの完全子会社で投資会社のBDOキャピタル・アンド・インベストメントが、合弁会社BDOノムラ・セキュリティーズの野村の持ち分を全て買収した。合併解消により、BDOセキュリティーズは、幅広い商品を提供するフルサービスの証券会社として再編する。
BDOは2016年に野村と合弁でBDOノムラ・セキュリティーズを設立した。資本金は2億5,400万ペソ(当時のレートで約6億2,000万円)で、野村が49%、BDOが51%を出資。フィリピンで日系初となる個人投資家向け証券業務に参入した。
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