中国の自動車大手、上海汽車集団(SAIC)傘下の英系MGモーター・インディアは25日、インド政府が実施した電気自動車(EV)の走行実験に参加したと明らかにした。今回の実験は、EV普及を目指す政府の取り組みの一環。
走行実験は、首都ニューデリーと北部ウッタルプラデシュ州アグラの間で実施された。同区間を結ぶヤムナ高速道路でのEVを利用した公共輸送サービスの実現可能性を検証する目的で、充電インフラやロードサイド・サービスなどを重点的に確認した。
MGモーター・インディアはこの実験に、小型スポーツタイプ多目的車(SUV)仕様で同社初のEVである「ZS―EV」で参加した。同モデルは1回の充電で340キロの走行が可能で、静止状態から8.5秒で時速100キロまで加速できる。
MGモーター・インディアは今年1月にZS―EVを発売した。現在は国内21都市で販売しており、これまでの販売台数は1,000台を超えている。
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