三菱重工業は26日、オーストラリア・南オーストラリア(SA)州で地場の水素開発企業ハイドロジェン・ユーティリティー(H2U)の持ち株会社H2Uインベストメンツに出資すると発表した。出資額は非開示。出資比率も非開示だが、マイナー出資だという。同社は先に、再生可能エネルギーを利用した水素貯蔵材料(水素キャリア)としてのアンモニアを生産する、H2Uの「グリーン・アンモニア」事業に参画することが明らかになっていた。【NNA豪州編集部】
三菱重工の広報担当者はNNA豪州に対し、H2Uへの役員の派遣について、今のところは計画していないとしている。
同事業は、洋上風力発電や太陽光発電で発電された電力を利用し、2022年末からの水素・アンモニア生産の開始を予定している。三菱重工は同事業で、プラントの設計仕様検討段階から参画。エンジニアリングでの協業や、水素ガスタービン、水素コンプレッサの供給を視野に入れており、必要に応じて技術者を派遣する。【同じトピックの記事11月12日付】
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