ミャンマー農業・畜産・かんがい省は、策定中の「ミャンマー経済回復・改革計画(Myanmar Economic Recovery and Reform Plan、MERRP)」に農業分野の再生・改革案を盛り込む方針を明らかにした。ミャンマー・タイムズ(電子版)が20日伝えた。
政府は4月末、新型コロナウイルスによる経済への打撃を緩和するための短期的な計画として、「新型コロナウイルス経済救済計画(COVID-19 Economic Relief Plan、CERP)」を導入した。
10月には、より長期的な対応策としてMERRPを策定していると発表。マクロ経済や財政安定に加え、再生可能エネルギーを活用したエネルギー分野の成長や、接続性を高めるためのインフラ整備、人的資源や技術革新など、優先分野の回復と改革に主眼を置く方針を示していた。
農業・畜産・かんがい省は、質の高い農業製品や畜産・海産品の生産と輸出を拡大する目標を掲げている。また、高付加価値製品を生産する食品産業への投資拡大策、物流インフラや貯蔵施設の整備なども推進している。
商業省によると、昨年の農産物の輸出額は約37億米ドル(約3,840億円)だった。
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