新型コロナ感染症の拡大で、近場の移動に自転車を使う人が増えた。そんな中、「ソウルの全道路に自転車道路を作るのは難しい」として、ソウル市は自転車の利用率をもっと上げるため、バスの後ろに自転車を載せる案を出した。
この案は、すでに米国やドイツなど海外では実践されている。自転車を愛用する人は「自転車で遠出した際に便利でありがたい」と喜ぶが、「ベビーカーも乗せにくい雰囲気なのに自転車は非現実的だ」「自転車を載せるのに時間がかかりすぎる」など否定的な反応がほとんど。
ソウル市は試験運用で問題点を見つけ、改善していきたいという。自転車を利用する人がどんどん増えれば、交通渋滞の緩和にもつながる。新しい案が出た時、既存のツールを変えていくのは大変だが、少しの我慢と配慮があれば、もっと豊かな社会にできるのではないだろうか。(智)
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