フィリピンの通信大手グローブ・テレコムは18日、次世代通信規格となる第5世代(5G)サービス向け通信網について、マニラ首都圏のカバー率を年末までに約80%に拡大すると発表した。より高速で安定したインターネット通信の利用を可能にする。
ジル・ジェニオ最高技術責任者(CTO)は「首都圏の5G網整備は3分の2まで完了している」と話す。利用可能地域を80%に広げるため、新たな通信塔の整備も加速している。
地方都市でも5G網を拡大する。西部ビサヤ地方で西ネグロス州バコロド市やセブ州セブ市など8都市、南部ミンダナオ地方で南ダバオ州ダバオ市とカガヤンデオロ市の2都市で整備する。ダバオ市の一部地域では、11月初旬に整備が完了しているという。
グローブは2019年7月、首都圏の主要地域で家庭向け5Gサービスを開始した。
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