国際協力銀行(JBIC)は10日、総合ビルメンテナンスの大成(名古屋市)のベトナム法人ケアベトナムと、63万米ドル(約6,600万円、JBIC分)を限度とする貸し付け契約を締結した。京都銀行との協調融資で、資金提供により、ビル清掃事業などの推進を支援する。
ケアベトナムは2007年3月設立で、大成が17年4月に株式の70%を取得していた。オフィスビルや公共施設の清掃や害虫防除、清掃資機材販売といった建物清掃事業を中心に展開し、警備事業などへの業容拡大も図っている。
同融資は、JBICが今年1月30日に開始した「成長投資ファシリティ」の活用で実施した。成長投資ファシリティでは、日本企業による海外企業の合併・買収(M&A)や世界的なバリューチェーンの再編、質の高いインフラ整備などを支援する。
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