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日月光の河川汚染、サプライチェーン寸断か

IC封止・検査の日月光半導体(ASE)が高雄市の工場から汚染水を川に垂れ流していた問題で、同市環境保護局の陳金徳局長は10日、同工場に対し操業停止命令を出すことが確実になったと明言した。日月光は半導体製造の後工程における世界的大手で、通信機器などのサプライチェーンに影響が生じる見通しだ。

11日付経済日報などが伝えた。日月光には19日まで法に基づく意見陳述の権利が与えられるが、陳局長は「事実は明確。(猶予期間の終了後に)操業停止を命じることは確定している」と述べた。

高雄市は今回の問題を深刻に受け止めており、操業停止処分に加え日月光の刑事責任も求める構え。陳局長は、同社の張虔生董事長を「公共危険罪」で高雄地方法院検察署に告訴する方針も明らかにした。同社が汚染水への対策を怠ることで削減してきた経費については、不当利得とみなして行政への返還を求めるとしている。

日月光は半導体製造の後工程で2割以上の世界シェアを持つ。証券筋は今回の操業停止処分により、IC設計大手の米クアルコムや聯発科技(メディアテック)から、端末メーカーの米アップルや華碩電脳(ASUS)などに至る半導体サプライチェーンが寸断されることを懸念。また、日月光は今回の問題で企業イメージが大きく傷ついたとして、環境問題に敏感な海外顧客からの発注が減る可能性もあるとしている。

高雄の楠梓輸出加工区にある日月光のK7工場は、2011年から未処理の酸性水を近くの河川に垂れ流していたことが発覚。当局の検査を受ける際に排水を水道水で希釈するなど、悪質な隠ぺい工作を行っていたことも明らかになっている。


関連国・地域: 中国台湾米国
関連業種: IT・通信マクロ・統計・その他経済

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