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三菱自、タイ製のPHVを12月1日発売

三菱自動車のタイ法人ミツビシ・モーターズ・タイランド(MMTh)は29日、プラグインハイブリッド車(PHV)のスポーツタイプ多目的車(SUV)「アウトランダーPHEV」を、12月1日にタイで発売すると明らかにした。日本国外ではタイで初めて現地生産される。またMMThは同モデルの発売に先駆けて、電動化社会に向けた新たなブランドコンセプトも発表した。

タイで生産する「アウトランダーPHEV」を12月1日に発売することを明らかにした、MMThの小糸エグゼクティブバイスプレジデント=29日、タイ・パトゥムタニ県(NNA撮影)

タイで生産する「アウトランダーPHEV」を12月1日に発売することを明らかにした、MMThの小糸エグゼクティブバイスプレジデント=29日、タイ・パトゥムタニ県(NNA撮影)

タイ製のアウトランダーPHEVは、東部チョンブリ県のレムチャバン工場で生産される。まずはタイ国内で販売する予定で、輸出計画については明らかにしていない。販売価格は12月1日に発表するが、29日に記者会見したMMThの一寸木守一社長兼最高経営責任者(CEO)は「非常に魅力的な価格になる」と述べた。

またMMThの小糸栄偉知(こいと・えいいち)エグゼクティブバイスプレジデントは、「アウトランダーPHEVは発売した各国で販売が好調で、パフォーマンス、品質、価格ともに競争力がある。タイでも受け入れられると判断して投入する」と自信を込めた。

当初は2021年に生産・販売開始としていたが、年内に前倒しする。小糸氏は、部品の現地調達率などは非公表とした上で、NNAに「主要部品のうちモーターは輸入するが、蓄電池はタイで生産したものになる」と述べた。

一寸木社長は、電気自動車(EV)ではなくPHVを発売する理由として、「タイでは官民でEVの普及に取り組んでおり、充電スタンドも1,100カ所ほどに増えた。だが、EVをどこでも充電でき自由に走れるようになるにはまだ時間がかかるため、エンジンでも走行可能なPHVから投入する」と説明した。

「電動DRIVE HOUSE」の説明の一環として行われた「アウトランダーPHEV」に蓄電された電力を使って掃除機を作動させるデモンストレーションの様子=29日、タイ・パトゥムタニ県(NNA撮影)

「電動DRIVE HOUSE」の説明の一環として行われた「アウトランダーPHEV」に蓄電された電力を使って掃除機を作動させるデモンストレーションの様子=29日、タイ・パトゥムタニ県(NNA撮影)

■PHVの活用法を提案

MMThはアウトランダーPHVの投入に合わせて、新たなブランドコンセプトも発表。「ザ・レジェンド・リインベンテッド」と表したコンセプトは、三菱自が歴代の自動車開発で培った「耐久性」「パフォーマンス性」「EVの技術」を融合させたブランドイメージとし、電動化社会に向かうタイで強みをアピールする。

また、アウトランダーPHVを蓄電システムとしても活用する「電動DRIVE HOUSE(DDH)」のモデルについても紹介。DDHは、住宅に太陽光発電パネルを設置して、発電した電力を家庭や電動車に供給したり、電動車に蓄電した電力を住宅や屋外で使ったりするシステム。日本ではパッケージ化して販売している。

タイではまだ商品化の予定はないというが、展示ブースを、バンコク北郊パトゥムタニ県にあるMMThの販売・サービスのトレーニングを目的とした施設「エデュケーション・アカデミー」に設置した。

小糸氏は「アウトランダーPHEVは移動手段にとどまらず、停電や災害時の非常用電源として電力供給ができることなどを魅力として伝えていきたい」と話す。アウトランダーPHEVは、バッテリーとガソリンを使うエンジン発電により、一般家庭の最大10日分の電力を賄うことができるという。

またMMThは今月、電動車の蓄電池の電力を電力系統に供給する「ビークルツーグリッド(VtoG)」の実証実験に向けてタイ発電公団(EGAT)と覚書を締結。一寸木社長は「アウトランダーPHEVのさまざまな活用法を探っていきたい」と語った。


関連国・地域: タイ日本
関連業種: 自動車・二輪車

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