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対日衣類輸出の回復に遅れ

8月1割減、春物以降も弱含み

ミャンマーから日本への衣類輸出の回復が遅れている。日本の財務省が発表した貿易統計によれば、8月の輸出額は105億円と前年同月比10%減だった。マイナス幅は7月から9ポイント縮小したものの、水面下が続く。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を背景に、足元では日本のアパレル市場が冷え込んでいる。2021年春物の需要も低調との見方もあり、ミャンマーへの発注量が戻らず、前年割れが続く恐れがある。