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〔オセアニアン事件簿〕ウエストパック、資金洗浄で罰金額過去最高

オーストラリアのウエストパック銀行が、対資金洗浄・対テロ関連法に2,300万回以上違反したとしてオーストラリア金融取引情報センター(AUSTRAC)に提訴されていた件で、罰金13億豪ドル(約966億6,860万円)の支払いで和解に至ったことが分かった。国内企業への罰金額としては過去最大規模となる。24日付地元各メディアが伝えた。

AUSTRACは昨年11月、ウエストパック銀が児童労働搾取の疑いがある272人の顧客の取引を容認していたことや、テロ組織との関連の疑いがある国際口座への送金取引での義務不履行などで提訴。ハーツァー前最高経営責任者(CEO)が年末に引責辞任しており、同行は2,300万件以上のコンプライアンス不順守を認めていた。さらに最近、金融犯罪の阻止に向けた対策不備など追加で7万6,000件の違反についても認めた。

AUSTRACのローズ代表は、今回の罰金は、金融犯罪回避に向けた企業の監視制度強化の必要性を訴えるメッセージとなるとしている。2018年のコモンウェルス銀(CBA)の資金洗浄問題以来、企業からの疑わしい取引の報告は増えているが、今後も監視を強化していくと述べた。

ウエストパック銀のキングCEOは、同じ過ちを回避するための対策導入が自身の最優先課題であるとし、謝罪した。

これまで資金洗浄に関する問題が裁判に持ち込まれた例はなく、同行はAUSTRACの一部の提訴内容や罰金請求額に反発する姿勢も見せていたが、和解に向けて動いたようだ。和解は、連邦最高裁の承認次第となる。

今回の罰金額はCBAの資金洗浄問題への7億200万豪ドルを上回り、過去最多となる。


関連国・地域: オーストラリア
関連業種: 金融マクロ・統計・その他経済社会・事件

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