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NZGDP12%減、9年半ぶりの景気後退

ニュージーランド(NZ)政府統計局が17日に発表した、2020年第2四半期(4~6月)の国内総生産(GDP)成長率は、前期比で12.2%縮小し、2四半期連続でマイナス成長となった。これにより10年第4四半期以来、9年半ぶりのリセッション(景気後退)に突入した。3月末から5月中旬までのロックダウン(都市封鎖)で、企業の活動が制限されたことが要因。ただ比較的早期に新型コロナウイルスを抑制していることから、第3四半期はプラス成長に転じるとの見方が強い。

四半期での落ち込み幅は、1987年に現行方式で統計が開始されて以来最大となった。

6月末までの1年間のGDP成長率も2%減とマイナス成長となった。年間成長率は3.9%増だった16年第4四半期以降減速している。国内経済の3分の2を占めるサービス産業は前期比10.9%減、製造産業は16.3%減、一次産業は8.7%減となった。

業界別では、資源が前期比43.9%減となったほか、◆運輸・郵便・倉庫:38.7%減◆建設:25.8%減◆小売り・宿泊サービス:25.2%減◆製造:13%減◆情報・メディア・通信:7.4%減――などと減少した。一方で金融・保険サービスは0.7%増となったが、16業種中、15業種が前期実績を下回った。

ASB銀行は、「第2四半期は予測通り記録的な落ち込みとなったが、国内での新型コロナ流行が抑え込まれていることから第3四半期は記録的な伸びになる」との見通しを示した。

■国内総支出は9.8%減

国民1人当たりのGDPは前期比12.7%減となった。

国内総支出(GDE)は前期比9.8%減となった。内訳は、商品・サービスの輸入が24.6%減となったほか、◆固定資産への投資:20.8%減◆商品・サービスの輸出:15.8%減 ◆家計支出:12.1%減――となった。一方で、政府支出は1.9%増となった。

■経常収支は約5億ドルの黒字

NZ政府統計局が16日に発表した、2020年第2四半期の経常収支(季節調整済み)は、4億8,200万NZドル(約340億円)の黒字だった。黒字幅は1971年以来の規模に拡大した。前期は14億NZドルの赤字だった。

また6月までの1年間の経常収支赤字額は19年6月までの116億NZドルから58億NZドルに縮小した。


関連国・地域: ニュージーランド
関連業種: マクロ・統計・その他経済

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