８月の航空旅客26％減、国内線の回復続く

中国民用航空局（民航局）は15日に開いた会見で、８月の航空旅客数は前年同月比25.6％減の4,553万9,000人（延べ人数、以下同）だったと発表した。減少幅は７月から8.5ポイント縮小した。国内線旅客は4,535万1,000人で、前年同月の８割程度の水準まで回復。年初来で最も高い水準となった。

一方、新型コロナウイルスの世界的流行に伴い国際線利用は低迷が続いており、８月は97.3％減の18万9,000人だった。

貨物・郵便輸送量は13.3％減の54万6,000トンで、国内線、国際線ともに前年同期の９割の水準に回復した。このうち貨物専用機による輸送量は20.1％増の22万トンとプラスだった。

民航局は、10月１～８日の国慶節（建国記念日）と中秋節の大型連休期間について、「中国国内の感染が収まってから初めての大型連休となり、連休期間中の航空需要は旺盛になる」と予想し、「旅客がスムーズに旅行できるよう、安全運航と正常運航の保障に全力を尽くす」とした。