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カイメップ港の課題や航路増加でセミナー

ベトナムの港湾運営サイゴンニューポートは4日、南部バリアブンタウ省で物流セミナーを開催した。カイメップ・チバイ港のアジア域内航路の増加や誘致に向けた課題や対策が議論された。

セミナーには、国際協力機構(JICA)や日本貿易振興機構(ジェトロ)、ホーチミン日本商工会議所(JCCH)のバリアブンタウ部会の関係者のほか、バリアブンタウ省の工業団地管理局、税関局の幹部が出席。フーミー3特別工業団地に入居する企業関係者も出席した。

カイメップ・チバイ港は設備能力が年間680万TEU(20フィートコンテナ換算)と、南部最大のコンテナ取扱量となるタンカン・カットライ港とほぼ同等となる。ただ、利用率がまだ低く、ある調査では、カットライ港の利用量が500万TEUを超えているのに対し、カイメップ港は200万TEUにとどまるとされる。一方、カットライ港の利用量が上限に達しつつあることで、カイメップ港の利用も増加傾向にあり、船便も増えつつある。

■港周辺の利便性強化を

JCCHバリアブンタウ部会の岩佐博之部会長(ビナ・キョウエイ・スチール社長)は、「潜在的な顧客にとって、カイメップ港を利用したいが、輸送時間やコストの問題などを考慮すると、ホーチミン市に近いカットライ港を選択せざるをえないことが多い」と指摘。「こうした顧客をカイメップ港に誘導するには、まずホーチミン市やその周辺省へのアクセスの利便性を高めることが必要」と話した。

サイゴンニューポートはカイメップ港の現状について「港全体では、5つの港湾が稼働中で、週28便が運航されている。このうちアジア向けは9便」と説明。従来は、3,000TEU以下のコンテナ船は香港やシンガポールで積み替えされ、カットライ港に行く傾向があった。これは、カットライ港に荷主が集中していることで荷降ろしをするニーズが高いことや、植物や医療などの特殊な検疫・監査機械が整備されており、多様なニーズを満たせることが大きいという。世界的にコンテナは大型化する傾向があり、3,000~14万TEUの中型コンテナ船などは、カイメップ港で受け入れることが期待されている。

サイゴンニューポートが主催したセミナーでは、カイメップ・チバイ港の利用増加に向けて日越の関係者の間で議論が交わされた=4日、バリアブンタウ省(フーミー3特別工業団地提供)

サイゴンニューポートが主催したセミナーでは、カイメップ・チバイ港の利用増加に向けて日越の関係者の間で議論が交わされた=4日、バリアブンタウ省(フーミー3特別工業団地提供)


関連国・地域: ベトナム日本
関連業種: 建設・不動産運輸

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