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川重主導の水素事業、VIC州積荷基地完工

オーストラリア・ビクトリア(VIC)州で川崎重工業が主導する水素プロジェクト「ハイドロジェン・エナジー・サプライ・チェーン(HESC)」について、ヘースティングス港の液化水素積荷基地ターミナルの建設が完工したことが分かった。日本とオーストラリア両政府が新型コロナウイルスの感染流行収束後の経済復興の一環として掲げているプロジェクトが一歩先へ進んだ。【NNA豪州編集部】

川重子会社で、同プロジェクトのコーディネートを担当する、ハイドロジェン・エンジニアリング・オーストラリア(HEA)の川副洋史取締役はNNA豪州に対し、「同州ラトローブバレーで建設中の、褐炭のガス化と水素ガス精製設備は9月末までに完工し、試運転も同時期に終了する見込み」と述べた。また、水素輸出で国際的リーダーを目指すオーストラリアにとっても重要なマイルストーンとしている。

同プロジェクトは、ラトローブバレー産の褐炭から水素を生成して日本へ運搬するサプライチェーンを構築する技術実証プロジェクト。世界初となる川重の液化水素運搬船「すいそ ふろんてぃあ」が来年1~3月期にもオーストラリアに到着し、試験輸送が始まる予定だ。神戸の受入基地は最近完工している。

川重は宇宙航空研究開発機構(JAXA)の種子島宇宙センターのロケット燃料用の液化水素貯蔵タンクの建造などを手掛けており、液化水素の貯蔵や運搬技術が高いと評価されている。

HESCは連邦とVIC州政府が支援している。安倍首相とモリソン首相の先のテレビ会談では、新型コロナからの経済復興の一環として、HESCプロジェクトやカーボンリサイクルプロジェクトなどでの連携を強化することで合意している。

同プロジェクトには日本側から、川重とJパワー(電源開発)のほか、岩谷産業、丸紅のコンソーシアム(企業連合)、住友商事、オーストラリアからはエネルギー大手AGLエナジーが参画している。


関連国・地域: オーストラリア日本
関連業種: 自動車・二輪車化学建設・不動産運輸天然資源マクロ・統計・その他経済

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