• 印刷する

三井住友建設、首都のオフィスビルを受注

SMCC(タイランド)が建設を受注したオフィスビル「サイアム・パトゥムワン・ハウス」の完成イメージ(同社提供)

SMCC(タイランド)が建設を受注したオフィスビル「サイアム・パトゥムワン・ハウス」の完成イメージ(同社提供)

三井住友建設のタイ法人SMCC(タイランド)は16日、自動車販売などを手掛けるタイのサイアム・モーターズ・グループが開発する、首都バンコク中心部のグレードA(最上級)オフィスビルの建設を受注したことを明らかにした。同日に両社が契約を交わした。総事業費は約30億バーツ(約101億円)で、2022年末までの完工を目指す。

オフィスビル「サイアム・パトゥムワン・ハウス」は、高架鉄道(BTS)サイアム駅付近のパトゥムワン交差点にあるバンコク芸術文化センターの隣に建設する。地下2階・地上33階建てで、延べ床面積は約9万2,000平方メートル。

SMCC(タイランド)の土田正之会長兼最高経営責任者(CEO)によると、概観は日本的な要素を取り入れたいというサイアム・モーターズ側の意向をくんで、日本の格子をイメージさせるデザインとした。設備面では、最新の「日立」ブランドのエレベーターや「ダイキン」ブランドの空調を導入する。タイでは両ブランドともサイアム・モーターズが、合弁でディストリビューターや販売会社に出資している。

土田氏によると、サイアム・モーターズは22年に創立70周年を迎える。またサイアム・モーターズは、SMCC(タイランド)に25%出資している上、SMCC(タイランド)も22年に創立50周年を迎えるため、「新たなオフィスビル建設は、サイアム・モーターズ・グループ全体での記念事業とも位置付けられる」(土田氏)という。

一方で、新型コロナウイルス感染症の工事への影響は「タイ国内で建設資材を調達できるため問題はない」と説明。オフィス需要に関しては、「新型コロナ対策で広めのオフィスとするか、在宅勤務を取り入れて小さめのオフィスで分散型とするかといった対応に分かれる」とみている。サイアム・パトゥムワン・ハウスでは、ワンフロアでも使用できるようにするなど使い勝手を良くするという。

タイの米系不動産仲介大手CBREタイランドによると、今年第1四半期(1~3月)のバンコクのオフィス入居率は92.1%で、前四半期から1.0ポイント減少。新型コロナの影響はまだ軽微だったという。バンコクのオフィス入居率は、少なくとも14年以降90%を超えており需要が高い。

■ビル建設の受注を強化

土田氏によると、SMCC(タイランド)としては、市中のビル建設を受注するのは20年以上ぶりだという。1990年代まではビル建設事業を手掛けてきたが、次第に日系企業の進出増加に伴い需要が高まっていた工場建設が中心となっていたためだ。土田氏は「今回のビル建設の受注を機に、地元企業や欧米などの外資系企業の案件でも積極的に受注を目指したい」と意気込みを語った。


関連国・地域: タイ日本
関連業種: 建設・不動産

その他記事

すべての文頭を開く

EUとのFTA交渉再開模索 大手賛成、農家・保健当局は反対(09/25)

長城汽車、電動車など生産へ735億円を投資(09/25)

3空港高速鉄道、来年3月の着工目指す(09/25)

コンケンの軽量軌道鉄道、韓国が開発を支援(09/25)

KTとタイ地場、データセンター事業で提携(09/25)

海運トレセン、エンジニアリングの合弁会社(09/25)

STCコンクリート、需要拡大で2桁増収へ(09/25)

住宅ローン却下率50%に上昇=不動産協会(09/25)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

出版物

SNSアカウント

各種ログイン