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雇用消失の35%が回復、失業第2波の恐れも

オーストラリアの政府統計局(ABS)と国税局(ATO)による最新の統計によると、新型コロナウイルス感染症の流行中に消失した雇用のうち35%が、6月27日までに回復していたことが分かった。特に若者の間で就職が増えており、雇用市場の回復は予想よりも順調だとみられる。ただ、ビクトリア(VIC)州の感染再拡大により、今後失業者増加の第2波が来るとの見方も出ている。

統計は、ATOの給与データを基にしたもの。

新型コロナ流行前の水準である3月14日までの1週間の雇用数1,300万件を基準とすると、6月27日までの1週間の雇用数は5.7%減少し、以前の予測である6.4%減少よりも前向きな結果となった。特に20歳未満の層の雇用数は、6月を通し11.3%増と大幅に回復。前週(6月20日までの1週間)と比較すると2.8%増となり、全年齢層で唯一増加した。

前週比の全体の雇用数は1%落ち込んだ。ただ、これは年度末の契約終了など季節要因に起因したものとみられる。

州別では、ニューサウスウェールズ(NSW)州の雇用数が前週と比較し0.3%減にとどまった。一方感染が再び流行し始めたVIC州は、1.3%減と大きく落ち込んだ。

連邦政府のフライデンバーグ財務相は「VIC州は国内経済の4分の1を占めているため、ロックダウンが雇用市場の回復に打撃を与える可能性がある」とした。

■賃金も回復基調

支払われた賃金の総額は、6月中に2.6%増加し、27日の週は新型コロナ流行前の水準を3.2%下回るにとどまった。特に20歳未満の層は3月と比較し11.6%増加しており、政府の給与補助金「ジョブキーパー」が底上げしたとみられる。


関連国・地域: オーストラリア
関連業種: マクロ・統計・その他経済雇用・労務

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