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TSMCの5ナノ増産投資、来年1Qに延期

ファウンドリー(半導体の受託製造)世界大手の台湾積体電路製造(TSMC)は1日までに、5ナノメートル製造プロセスの増産投資と3ナノプロセスの試験生産ラインの設置時期を来年第1四半期(1~3月)に延期すると設備サプライヤーに通知した。当初の予定から2四半期遅らせることになる。米国が中国通信機器最大手の華為技術(ファーウェイ)に対する技術封鎖を強めたことへの対応。1日付経済日報などが伝えた。

TSMCからの今回の通知を受けて、設備サプライヤーはTSMC向けの納品を一時的に停止した。サプライヤー企業は、「TSMCは米中貿易摩擦の動向を注視しており、ある程度の見通しがついた時点で、5ナノなどの投資時期を改めて決定するだろう」との見方を示した。

一方、TSMCの関係者は、「2ナノは華為制裁強化の影響を受けない」として、開発を急いでいると明らかにした。

TSMCは今年の資本的支出(研究開発や設備投資などに投じる費用の総称)を150億~160億米ドル(約1兆6,200億~1兆7,300億円)に設定。米国による華為への制裁強化を受けて、10億~15億米ドルの下方修正を予測する向きもある。ただTSMCのサプライチェーン企業によると、5ナノの増産投資と3ナノの試験ラインの設置はもともとこの金額に含まれておらず、予算を上方修正する意向もあったことから、下限の150億米ドルは維持される見通しという。


関連国・地域: 中国台湾米国
関連業種: IT・通信マクロ・統計・その他経済

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