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19年輸出額は2.7%減、4年ぶり前年割れ

タイ商務省が22日発表した貿易統計(速報値)によると、2019年の輸出額は前年比2.7%減の2,462億4,500万米ドル(約27兆900億円)だった。米中貿易摩擦などの影響を受け、4年ぶりの前年割れとなった。輸入額は4.7%減の2,366億4,000万米ドルで、収支は96億500万米ドルの出超。

同省は、輸出が前年割れとなった要因について、◇不安定な国際貿易による世界的な景気減速◇国際原油価格の下落◇車両・部品などの主要輸出品目での国際競争の激化◇国際市場での農産品の価格低下――を挙げた。

輸出額を品目別に見ると、輸出額全体の80%を占める主要工業製品が前年比1.8%減の1,967億9,500万米ドル、農産物・加工品が2.4%減の404億8,800万米ドルだった。主要工業製品のうち、電子製品・部品が7.2%減の355億9,800万米ドル、電気製品・部品が0.1%減の243億2,400万米ドル。農産物・加工品は、コメが25.9%減(42億600万米ドル)、天然ゴムが10.0%減(41億4,300万米ドル)だった。

国・地域別の輸出額では、米国が11.8%増の313億4,300万米ドルで最大。中国が3.8%減の291億7,200万米ドル、日本が1.5%減の245億5,800万米ドルで続いた。欧州連合(EU)は6.6%減の212億2,600万米ドル、東南アジア諸国連合(ASEAN)の9カ国向けは8.2%減で、CLMV諸国(カンボジア、ラオス、ミャンマー、ベトナム)以外の5カ国が9.6%減となったことが響いた。

タイ商務省は、20年の輸出見通しについて、米中両国が貿易問題の「第1段階合意」文書に署名したことや、英国のEUからの離脱で方向性が定まったことで、輸出環境は改善に向かうと予測。主要輸出先である中国、EUの景気は引き続き停滞が見込まれるものの、いずれも消費は旺盛であり、農産物・加工品を中心にタイからの輸出にとって好機とみている。

■12月の輸出は1.3%減

19年12月の輸出額は前年同月比1.3%減の191億5,400万米ドル、輸入額は2.5%増の185億5,900万米ドルで、5億9,500万米ドルの出超だった。主要輸出品目のうち、車両・部品が9.0%減と落ち込んだ一方、電子製品・部品、電気製品・部品はそれぞれ6.0%、5.3%の増加だった。輸入品目は、全体の4割近くを占める原材料・半製品が0.4%増と横ばいだったのに対し、家電などの消費財は14.8%増と2桁の増加となった。


関連国・地域: タイ
関連業種: 自動車・二輪車マクロ・統計・その他経済

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