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テイクオフ:寺院の前で杖をついて立…

寺院の前で杖をついて立っている男性を久々に見て言葉を失った。皮膚がどす黒く、頬はこけている。包帯を巻いた足の治療費を乞うためにそこにいると思っていた。しかし記憶をたどると初めて見てから2年近く経っている。以前は小銭が数枚しか入っていなかった男性が持つプラスチック製のカップには人々が札を入れていく。

この辺りを最近通らなかったのは近くにいた幼児連れの物乞いを避けるためだった。幹線道路沿いにたぶん長時間座っており、子どもはぜんそくなど呼吸器疾患にかかるリスクもある。しかし親と思われる女性は困窮しているように見えず、行き場のない怒りを覚えるだけだった。

男性が立つ先には総合病院がある。タイが世界有数の格差社会というデータは常に頭にあるが、やるせない気持ちのまま夜となり、昼間通った道を再び歩くと男性の姿はなかった。(京)


関連国・地域: タイ
関連業種: 社会・事件

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